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  シェリングとヘーゲルの、往復書簡の一覧表
                                               (v. 1.1.)


目 次       
 
  はじめに  (v. 1.0.)
  「往復書簡集」のテキストについて  (v. 1.0.)
  凡 例  (v. 1.0.)
往復書簡の一覧表  (v. 1.0.)
  注 記  (v. 1.0.)


  はじめに

 シェリングとヘーゲル 2 人の往復書簡は、1794 年 12 月に始まり、1807 年 11 月で終っています。これらが興味深いことは、言うまでもありません。全部を訳出するに越したことはないのですが、今回はそれらの一覧表だけで、お茶をにごすことにします・・・

 なお、ヘーゲルのシェリング宛手紙はすべて、ヘーゲルの死後 1832 年に、シェリングからヘーゲル夫人に送られ、それから公刊されたそうです。(*1)


  「往復書簡集」のテキストについて   

 シェリングとヘーゲル 2 人だけの往復書簡集というものはなくて、それぞれの他の人たちとの往復書簡集が、3 種類あります。したがって、そのうちの 1 つを入手すれば、一応はいいという事になりますが、それぞれ特色があります。

(1) Briefe von und an Hegel については、「ドイツ語のヘーゲル書簡集の種類」をご覧ください。
(2) F. W. J. Schelling. Briefe und Dokumente については、「ドイツ語のシェリングの書簡集の種類」をご覧ください。
(3) 『アカデミー版シェリング全集』(Friedrich Wilhelm Joseph Schelling. Historisch-kritische Ausgabe)第 III シリーズについても、「ドイツ語のシェリングの書簡集の種類」をご覧ください。

 なお、「わざわざリンクを貼った場所に案内してくれなくても、この場所にコピー&ペーストで書けばいいではないか」とのお腹立ち、ごもっともです。しかし、同じ文章をあちこちに書いておいたのでは、後で改訂する(これは婉曲語法ですね)時に大変なんです。なにとぞ御理解のほどを、よろしくお願いいたします・・


  凡 例

・年月日は、手紙冒頭に書かれていたものです(つまり、「~日付」)。
・(  )内の地名は、投函時の居住地です。
・なお、リンクをはっている書簡は、拙訳があります。
・ドイツの地名のつづりは:
   イェナ(Jena
   ヴュルツブルク(Würzburg
   カンシュタット(Cannstadt
   シュトゥットガルト(Stuttgart
   テュービンゲン(Tübingen
   バンベルク(Bamberg
   フランクフルト(Frankfurt am Main
   ベルン(Bern
   ミュンヘン(München
   ムルハルト(Murrhardt
   ライプチヒ(Leipzig


往復書簡の一覧表

・1794-12-24 ヘーゲル(ベルン) → シェリング(テュービンゲン)
・1795-1-6   シェリング(テュービンゲン) → ヘーゲル(ベルン)
・1795-1 月末 ヘーゲル(ベルン) → シェリング(テュービンゲン)
・1795-2-4   シェリング(テュービンゲン) → ヘーゲル(ベルン)
・1795-4-16  ヘーゲル(ベルン) → シェリング(テュービンゲン)
・1795-7-21  シェリング(テュービンゲン) → ヘーゲル(ベルン)
・1795-8-30  ヘーゲル(ベルン) → シェリング(テュービンゲン)
・1796-1 月  シェリング(シュトゥットガルト) → ヘーゲル(ベルン)
・1796-6-20  シェリング(テュービンゲン) → ヘーゲル(ベルン)

・1800-11-2  ヘーゲル(フランクフルト) → シェリング(イェナ)
・1802-5-24  シェリング( ライプチヒ) → ヘーゲル(イェナ)
・おそらく 1803-5-30 (31)  シェリング( ムルハルト) → ヘーゲル(イェナ)(*2)
・1803-7-11  シェリング( カンシュタット) → ヘーゲル(イェナ)
・1803-8-16  ヘーゲル(イェナ) → シェリング(シュトゥットガルト)
・1803-8-31  シェリング( シュトゥットガルト) → ヘーゲル(イェナ)
・1803-11-16 ヘーゲル(イェナ) → シェリング(ヴュルツブルク)
・1804-2-27  ヘーゲル(イェナ) → シェリング(ヴュルツブルク)
・1804-3-3  シェリング( ヴュルツブルク) → ヘーゲル(イェナ)
・1804-7-14  シェリング( ヴュルツブルク) → ヘーゲル(イェナ)

・1807-1-3  ヘーゲル(イェナ) → シェリング(ミュンヘン)
・1807-1-11  シェリング( ミュンヘン) → ヘーゲル(イェナ)
・1807-2-23/27 ヘーゲル(イェナ) → シェリング(ミュンヘン)
・1807-3-22  シェリング( ミュンヘン) → ヘーゲル(バンベルク)
・1807-5-1  ヘーゲル(バンベルク) → シェリング(ミュンヘン)
・1807-11-2  シェリング( ミュンヘン) → ヘーゲル(バンベルク)
        (この手紙をもって、書簡の交換は終結)


  注 記

(*1) F. W. J. Schelling. Briefe und DokumenteH. Fuhrmans 編纂)、第 1 巻、284ページの脚注 5 を参照)

(*2) この手紙は、Briefe von und an Hegel には収録されておらず、F. W. J. Schelling. Briefe und Dokumente によります(s. ibid., Bd. 1, S. 284f.)


(初出: 2013-10-6) 
(目次)
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